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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2015年10月15日 No.3242 「津波防災の日」の普及啓発および津波防災訓練等への協力のお願い

2011年の東日本大震災に伴う大規模な津波災害を教訓として、同年6月に津波災害から国民の生命、身体及び財産を保護することを目的に「津波対策の推進に関する法律」が制定され、同法のなかで11月5日が「津波防災の日」と定められた。内閣府では津波防災の日の普及を通じて、津波に対する防災意識の向上に取り組んでいる。

経団連では、政府の津波防災に向けた取り組みに全面的に協力。津波防災の日を中心とする内閣府主催の避難訓練への参加や企業の自主的な津波防災訓練の実施を呼びかけ、全国の経済連合会の協力のもと、多数の企業の参画を予定している。

会員企業・団体の皆さまにおかれては、津波防災訓練への参加等を通じ津波避難場所や適切な避難行動の確認、津波防災に関する意識の向上に向け、あらためて協力をお願いしたい。

内閣府主催の主な取り組みは次のとおり。

■ 「津波防災ひろめ隊」の結成

津波による被害を最小限に抑えるには、平時から防災意識を高め、「津波が想定されるような大きな地震が発生した場合、速やかに高台に避難する」といった適切な避難行動の定着、浸透が重要である。そのため、内閣府では、全国各地のご当地キャラクターを中心に「津波防災ひろめ隊」を結成、広報活動や地域密着型の津波防災の取り組み等の普及啓発活動を展開している。9月7日には山谷えり子内閣府特命担当大臣(防災)(当時)出席のもと、「津波防災ひろめ隊」のお披露目会を開催し、(1)家族と逃げる場所を決めておく(2)自らの命を守ることに全力を尽くす――といった津波防災の「2つのお約束」を紹介。あわせて「津波!?高いところへ!」というキーメッセージとともに、速やかに高いところへ避難することを体現した「津波避難ポーズ」を披露した。

■ 津波防災ひろめ隊による取り組み

内閣府では特設ホームページ「津波防災ひろめ隊サイト」を開設し、「全国各地の訓練・イベント情報」や「津波防災の心得」、ふなっしー、くまモン等が出演する啓発動画などを公開している。あわせてYouTube公式チャンネルも開設し、各種動画を発信している。

また、11月5日(津波防災の日)を中心に全国10カ所で各市町村と共催で地震・津波防災訓練を実施。6カ所で地域のご当地キャラクター・ご当地アイドルが出演する地域密着型の啓発イベントの開催を予定している(都内では、11月5日に東京・丸の内で「津波防災ひろめ隊」が出演するイベントを開催予定)。

そのほか、各地でポスター掲示や主要コンビニエンスストアのレジディスプレイ画面、屋外型モニターの動画等を用いた普及啓発を展開する。

津波避難ポーズを披露する「津波防災ひろめ隊」コアメンバー

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