Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2016年9月29日 No.3286  北経連・四経連と連携協定を締結 -地域経済活性化委員会

経団連の地域経済活性化委員会(古賀信行委員長、小林哲也委員長、浅野邦子委員長)は14日、東京・大手町の経団連会館で北陸経済連合会(北経連)総合対策委員会、四国経済連合会(四経連)産業委員会との間で「地域経済活性化に向けた連携協定」を締結した。同日開かれた記者会見には、経団連から古賀副会長委員長、浅野委員長、北経連からは稲垣晴彦委員長、四経連からは森田浩治委員長が出席した。

左から浅野地域経済活性化委員長、古賀副会長、稲垣北経連副会長、森田四経連副会長

経団連は、昨年9月「地方創生に向けた経団連アクションプログラム」を公表、「地方の中小企業が抱える課題を共有化し、活性化を支援する」こととしている。協定の締結はその活動の一環。

同協定は、地域企業・大学とのマッチング、イノベーション創出に向けた地方版規制改革の推進を主な柱としている。地域の企業が有する技術・サービスについて、首都圏の企業との間でマッチングや異業種間連携を図るとともに、各種施策・規制改革等に関して政府関係機関、地方自治体等に働きかけることで、地域経済の自立的な発展につながることが期待される。

会見でも、「双方が強みを活かせるようにしたい」など、北経連・四経連両団体から期待が寄せられた。

地域経済の活性化を図るうえでは、こうした主体的な取り組みを一つ一つ積み上げていくことが肝要である。今後、経団連では協定に基づくマッチングを進めるとともに、他の経済団体に対しても同様の協定締結を打診し、横展開を進める。会員企業各社におかれては、両団体の会員企業とのマッチングへの積極的な参画をお願いしたい。

【産業政策本部】