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ホスチャイルド事務次長補(右)と二宮委員長

経団連企業行動・CSR委員会の二宮雅也委員長は3月7日、東京・大手町の経団連会館で、国連のファブリツィオ・ホスチャイルド事務総長室戦略調整担当事務次長補と、持続可能な開発目標(SDGs)への経団連の取り組みについて意見交換を行った。ホスチャイルド氏の発言の概要は次のとおり。

昨年11月、アミーナ・モハメッド国連副事務総長が来日し、経団連で「Society 5.0の実現を通じたSDGsの達成」について説明を聞いた。それ以降、モハメッド副事務総長は、国連職員に対して「SDGsの達成に向けた経済界の取り組みとしては、経団連は最高レベルである」という話を頻繁に行っている。

Society 5.0で実現する人びとの快適な暮らしと社会全体が最適化された人間中心の社会は、まさにSDGsが目指す社会と軌を一にしている。一方で、革新技術は、意図せずに「人間の安全保障」(人間の生存、生活、尊厳への脅威に対する取り組み)を脅かす可能性がある。例えば、インターネットやソーシャルメディアは便利な情報共有ツールであるが、虚偽情報の拡散の手段にもなっており、過度な人種や民族、政治的思想の対立を煽ってしまう場合がある。今後、Society 5.0を推進するにあたっては、そうしたリスクにも配慮しながら取り組んでほしい。

経団連が「企業行動憲章」を策定し、会員企業がその遵守を宣言していることに大変感銘を受けた。世界で、違法資金や汚職、テロリズム、エスタブリッシュメント層に対する不信感の高まりといった社会的課題が表面化するなか、その解決に向けた企業の役割は大きい。国連としても、日本企業が憲章を実践していくうえで、何か支援ができればと思う。

最後に、こうした経団連の取り組みは世界のロールモデルとなる。国連ハイレベル政治フォーラムなどの機会をとらえて、ぜひ国連で発信してほしい。

◇◇◇

二宮委員長からは、「Society 5.0の推進にあたっては、先端技術の活用によって生じるさまざまな影響を考慮に入れたうえで、倫理観を持って取り組んでいく必要がある。先端技術ができること、人間でなければできないことをしっかりと見極めることが肝要である」との発言があった。

【教育・CSR本部】

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