Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2018年5月31日 No.3363  訪米ミッション派遣 -日本企業による米国経済社会への貢献実績を発信、自由貿易の枠組み維持の重要性を確認/ネブラスカ州、テキサス州、ワシントンDCを訪問

リケッツ・ネブラスカ州知事(中央)

プルイット環境保護庁長官(中央)

マッコーネル上院多数党院内総務(中央)

経団連(榊原定征会長)は、2015年から毎年全米各地にミッションを派遣し、日米関係の重要性と米国経済への日本企業の貢献の大きさを訴えてきた。

朝鮮半島情勢を含め、アジア太平洋地域の安全保障環境に変化が生じつつあるなか、地域の平和と安定の基盤としての日米同盟の重要性は一層増している。経済面でも、4月の日米首脳会談において「自由で公正かつ相互的な貿易取引のための協議」を開始することが決まり、今後、議論が本格化すると見込まれている。

そこで経団連では、さまざまな関係者との対話を通じて、民間経済界の立場から日米経済関係を一層強化することを主目的として、5月2日から10日にかけて、早川茂副会長・アメリカ委員長、村瀬治男審議員会副議長・アメリカ委員長を団長とし、9社20名から成る訪米ミッションを派遣した。

ミッションは、ネブラスカ州、テキサス州およびワシントンDCを訪問し、連邦政府幹部、連邦議会議員、州知事、経済界要人等との懇談を精力的に行った。

各懇談相手に対しては、(1)日本企業による米国および各州の経済社会への貢献実績(2)NAFTAやTPPといった自由な貿易投資の枠組みの重要性――などを訴えた。各訪問先では、日本企業による貢献に感謝の意が表明され、また、日米関係の重要性、NAFTAやTPPの意義について賛同を得た。

今後もミッション派遣などを通じて、連邦・州レベルの要人との交流を続け、日米関係の一層の強靱化に向けて積極的に取り組んでいく。

訪米ミッション:主な訪問先
ネブラスカ州
 オマハ
 リンカーン
  • リケッツ・ネブラスカ州知事
  • バークシャーハサウェイ株主総会
  • リンカーン商工会議所
  • Kawasaki Motors Manufacturing
  • ガヴィロン
  • ユニオン・パシフィック鉄道
  • テナスカ
  • クレイトン大学
  • ベーリンジャー・ネブラスカ州名誉総領事
テキサス州
 ヒューストン
 オースティン
  • アボット・テキサス州知事
  • パブロス・テキサス州務長官
  • 杉山晋輔駐米大使
  • 米日カウンシル主催「Japan-Texas Economic Summit」
  • ニーレンバーグ・サンアントニオ市長
  • グレイター・ヒューストン・パートナーシップ
  • フリーポート天然ガス液化加工プラント建設現場
  • ポート・ヒューストン
ワシントンDC
  • プルイット環境保護庁(EPA)長官
  • アイゼンスタット国家経済会議(NEC)副委員長・大統領次席補佐官(国際経済担当)
  • キャプラン商務省次官(国際貿易担当)
  • マッコーネル上院多数党院内総務(共和党・ケンタッキー州)
  • ニール下院歳入委員会少数党筆頭委員(民主党・マサチューセッツ州)
  • サッス上院議員(共和党・ネブラスカ州)
  • バー下院議員・Global Investment in America コーカス共同議長(共和党・ケンタッキー州)
  • カストロ下院議員・米日コーカス共同議長(民主党・テキサス州)
  • デルベネ下院議員(民主党・ワシントン州)
  • カーディン上院外交委員会筆頭幹事(民主党・メリーランド州)スタッフ
  • ローゼンバーグNew Democrat Network理事長・New Policy Institute理事長

【国際経済本部】