1. トップ
  2. Action(活動)
  3. 週刊 経団連タイムス
  4. 2019年4月18日 No.3405
  5. 経団連グローバル人材育成スカラーシップ奨学生が留学に向けて課題を共有

Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2019年4月18日 No.3405 経団連グローバル人材育成スカラーシップ奨学生が留学に向けて課題を共有 -今期奨学生23名が課題共有会に参加

経団連が協力運営し、グローバル時代に対応した人材育成に資する事業の一環として海外留学のための各種奨学金事業を実施している経団連国際教育交流財団は4月5日、東京・大手町の経団連会館で、「経団連グローバル人材育成スカラーシップ」事業の奨学生を対象に課題共有会を開催した。課題共有会は、奨学生が留学先に渡航する前に各自の課題を具体的に認識することで、留学中の学修・経験がより充実したものとなるよう助言するとともに、奨学生間の交流を図ることを目的に毎年実施している。

会合では、同財団による支援内容や留学に際しての諸注意事項の説明に続いて、グローバル人材戦略研究所の小平達也所長が講演し、目まぐるしく変化するグローバル社会のなかで、自身が将来どう活躍したいのかをイメージしたうえで留学すべきだとのメッセージを奨学生に伝えた。

また、同事業の奨学生として海外に留学し、現在は日本企業で活躍している先輩社会人から、留学体験で得た成果と現在の仕事との結びつきを語ってもらうとともに、留学を控えた学生たちの関心や不安に対するコメントやアドバイスがあった。さらに、座談会では、留学にあたっての目的意識や事前準備、優先順位をつけた計画的な行動の重要性のほか、課外活動など学外コミュニティーへの参加や、事故・急病・パスポート紛失等の不測の事態への備え、食生活の変化やストレスへの対応といった学業および生活面での留意事項など、さまざまな情報交換が行われた。

参加した奨学生からは、「留学を控えて抱えていた不安が軽減し、あらためて前向きに留学に臨めるようになった」などの声が聞かれた。課題共有会終了後に開かれた懇親会では、奨学生同士で今後も情報交換を継続し、切磋琢磨して学びあう関係性の構築が図られた。

なお、同財団では、海外留学経験者を対象とした合同就職説明会・面接会である「経団連グローバルキャリア・ミーティング」の開催に協力しており、今年は7月8日に都内で開催する予定である。出展に関する問い合わせは、経団連グローバルキャリア事務局(E-mail = keidanren@disc.co.jp)まで。

【SDGs本部】

「2019年4月18日 No.3405」一覧はこちら