経団連は２月２０日、都内で役員限定のハイレベルなスタートアップ・大企業ネットワーキングイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX)」の第５回会合を開催し、スタートアップおよび大企業の役員ら総勢約８０名が参加した。

冒頭、齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長が「今回は『KIX in 日本橋』と銘打って、三井不動産、LINK-J（ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーキング・ジャパン）の協賛のもと、日本橋ライフサイエンスハブで開催する。日本橋は、江戸時代から薬問屋街として有名で、いまも多くの製薬企業の本社等がありライフサイエンスの拠点である。本日はライフサイエンス系のスタートアップ８社が登壇する」と説明した。

曽山明彦 LINK-J理事・事務局長のあいさつに続く第１部のスタートアップピッチでは、伊澤諒太 ハタプロ代表取締役、廣明秀一 BeCellBar CKO（Chief Knowledge Officer）、早水建祥 ミーバイオ代表取締役、山本佑樹 京都大学HiLungプロジェクト呼吸器疾患創薬講座ベンチャー創設プロジェクト特定助教、山口栄一 Repertoire Genesis取締役兼執行役員事業開発部長、久保恒太 Ubie代表取締役、野澤厳 リベロセラ代表取締役、中西智之 T-ICU社長の８名が登壇した。最先端の研究成果に基づくビジネスアイデアやデジタル技術で医療現場の課題を解決する取り組みに対して、大企業の役員から質問や意見が相次いだ。

その後、第２部のネットワーキングを実施。スタートアップと大企業の役員が交流を深めた。

【産業技術本部】