経団連は5月25日、新型コロナウイルス感染症をめぐる状況に鑑み、Plug and Play Japanと共催でピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX)」のオンライン版である「KIX+」の第2回イベントを開催した。同会合には、スタートアップおよび大企業から総勢約230名が参加した。
冒頭、齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長が「新型コロナウイルスによる影響が続く状況において、世界経済は大打撃を受けており、さまざまな業界に影響が出てきている」「スタートアップ各社においても、予期せぬ資金調達環境の悪化により苦境に立たされていることもあるかと思う」との危惧を示した。そのうえで、「スタートアップは変革をリードし、新しい時代を創造する重要な担い手である。今こそスタートアップと大企業が緊密に連携することで、世界的危機をチャンスに変え、持続可能な社会に向けた飛躍的な前進へとつなげていきたい」とあいさつした。
続くスタートアップピッチでは、「新型コロナウイルス感染症を協創で乗り越える」というテーマで、千頭沙織 emol代表取締役、布川友也 ログラス代表取締役、加藤和磨 クォンタムオペレーション代表取締役、小幡洋一 pickupon代表取締役、刀禰真之介 メンタルヘルステクノロジーズ代表取締役、河原一哉 レトリバ代表取締役の6名が、新型コロナウイルス感染症対策に資するメンタルヘルスケアやバイタルデータ取得センサー、経営管理、営業支援、CS支援等のサービスや技術を紹介。大企業側と質問や意見を交わした。
- emol 代表取締役 千頭 沙織 殿
- ログラス 代表取締役 布川 友也 殿
- クォンタムオペレーション 代表取締役 加藤 和磨 殿
- pickupon 代表取締役 小幡 洋一 殿
- メンタルヘルステクノロジーズ 代表取締役 刀禰 真之介 殿
- レトリバ 代表取締役 河原 一哉 殿
ピッチ終了後は、チャットで質疑応答や連絡先の交換をするなどして、スタートアップと大企業が交流を深めた。
【産業技術本部】