Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2022年7月28日 No.3554  第11回 Keidanren Innovation Crossing (KIX) を開催

経団連は7月5日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX) 」の第11回イベントを、都内で対面とオンラインのハイブリッド形式により開催した。スタートアップおよび大企業から、会場約50人、オンライン約100人が参加した。

齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会あいさつに続き、Beyond Next Venturesの伊藤毅社長がスタートアップ支援の取り組み状況などについて説明した。

続くスタートアップピッチでは、テクノロジーを通じてさまざまな社会課題の解決に取り組むスタートアップ7社(①吉藤オリィ オリィ研究所 CEO ②高橋亮祐 Acompany CEO ③中井基樹 キュライオ CEO ④沖山翔 アイリス 代表取締役 ⑤本田泰教 OPExPARK 社長 ⑥西田宏平 TOWING 代表取締役 ⑦丹羽優喜 グランドグリーン 代表取締役)が登壇。

各社から、先進的な取り組みとして、①分身ロボット「OriHime」や意思伝達ツール等を通じた外出困難な方の就労や社会参加支援事業 ②法令遵守のもとでプライバシーデータの利活用を総合的に支援するプライバシーテックサービス ③クライオ電子顕微鏡における独自の解析技術を活用した効率性の高い創薬事業 ④医師のもつ“匠の技”をデジタル化するAI医療機器の開発事業 ⑤医師の暗黙知を可視化するデジタル教科書事業をはじめとした医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)事業 ⑥高機能ソイル(土壌)により温室効果ガス排出削減と高生産性を実現する「宙農園」プロジェクト ⑦独自技術による実用品種でのゲノム編集や迅速な種苗の品種改良を通じた共同開発事業――が紹介された。

ピッチ終了後のネットワーキングでは、会場内で登壇者と大企業の参加者とが活発に交流した。

ネットワーキングの模様

なお、次回は9月にKIX会合を開催する予定である。

【産業技術本部】