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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2023年11月16日 No.3613 安永副会長が「日伯経済関係の推進に向けた共同声明」を西村経産相に建議 -日メルコスールEPAの早期締結を要請

西村大臣(右)と安永副会長

経団連の安永竜夫副会長・日本ブラジル経済委員長は10月25日、西村康稔経済産業大臣を訪問し、7月5、6の両日にブラジルのミナスジェライス州ベロオリゾンテで開催した第24回日本ブラジル経済合同委員会(8月10日号既報)において取りまとめた「日伯経済関係の推進に向けた共同声明」を建議した。

安永委員長は、高い技術力を持つ日本と、資源・食料供給力を備え、再生可能エネルギー大国でもあるブラジルは相互補完の関係にあり、長い日系人の歴史により信頼関係も構築できていることを強調した。他方、メルコスールとの自由貿易協定(FTA)交渉では、EU、韓国などが先行しており、ブラジルにおける日本の存在感低下に強い危機感を表明。一大経済圏であるメルコスールとのさらなる経済連携強化のためにも、その制度的基盤となる日メルコスール経済連携協定(EPA)を早期に締結することが不可欠であると訴えた。

これに対して西村大臣は、ブラジルをはじめとするメルコスールと日本との経済関係の発展に向けた、日伯経済界からの具体的な提言に謝意を表明。ブラジルが2024年のG20議長国を務めることを好機ととらえ、メルコスールとの経済関係強化のあり方について議論を継続していきたいと応じた。

【国際協力本部】

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