1. トップ
  2. Action(活動)
  3. 週刊 経団連タイムス
  4. 2014年2月27日 No.3167
  5. グローバル人材育成モデル・カリキュラム「導入講座」

Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年2月27日 No.3167 グローバル人材育成モデル・カリキュラム「導入講座」 -2期目のプログラムが終了

経団連は1月31日、東京・大手町の経団連会館で、企業の国際的事業活動を担い、グローバルに活躍する人材を育成するために上智大学と共同で実施しているモデル・カリキュラム「グローバル・ビジネスの現状と課題・導入講座」の最終講義を開催し、半年間のプログラムを終了した。

「導入講座」は、「大学入学後、なるべく早い時期から学生にグローバル・ビジネスに対する動機づけをしてほしい」という企業側の声を踏まえ開催したもので、今年度は大学2年生24名を対象に、全学共通・単位認定科目として開講。経団連会員企業9社(*)のグローバル・ビジネスの現場で働く講師が毎回、各社のグローバル事業の理念や直面している課題についての講義を行い、企業関係者を交えたグループ討議や講義内容に関する課題レポートの提出などを通じて、企業がグローバル人材に求める素質や要件を学生に伝えた。

最終講義では、学生が6グループに分かれて、(1)グローバル人材育成に向けてユニークな取り組みを行っている企業の分析(2)上智大学への提言――をテーマにプレゼンテーションを行った。学生からの提言内容は、大学による奨学金制度の拡充や留学生との交流機会の拡大、企業による留学経験者の評価法など多岐にわたり、企業側講師と活発に意見交換した。参加した学生からは、「企業の担当者からグローバル・ビジネスの最前線の状況について直接話を聞くことができて自分の視野が広がり、自分なりのグローバル人材像を持つことができた」といった声が多く聞かれた。

経団連では今春から、大学3、4年生を対象に、「導入講座」の内容を深掘りした「本講座」を開講する予定である。

*日本電気、日立製作所、本田技研工業、住友化学、JX日鉱日石エネルギー、日本郵船、三菱商事、三井住友銀行、東京海上ホールディングス(講義順)

企業担当者を前にプレゼンテーションを行う受講学生

【社会広報本部】

「2014年2月27日 No.3167」一覧はこちら