経団連の榊原定征会長は8日、東北地方経済懇談会に先立ち、東日本大震災により甚大な津波被害を受けた宮城県石巻市・女川町を訪問し、まちづくりや産業復興の現状、関係者による取り組み等を視察した。
東北電力女川原子力発電所では、被災当時の状況や安全性のさらなる向上に向けた取り組みを中心に説明を聞くとともに、原子炉建屋3号機内部や防潮堤かさ上げ工事の現場を見学した。
また、一行は石巻港雲雀野地区に加え、須田善明女川町長とともに、JR女川駅周辺部で推進している商業地区の整備事業を視察したほか、日本製紙石巻工場の最新鋭マシンによる製紙工程や高徳海産の高度な水産加工施設を見学、被災当時の様子や再建への取り組みについて説明を聞いた。
その後、亀山紘石巻市長と懇談し、同市の産業復興の現状と課題等について説明を受けた。
【産業政策本部】