1. トップ
  2. Action(活動)
  3. 週刊 経団連タイムス
  4. 2014年11月20日 No.3201
  5. 提言「TICAD Vのフォローアップの加速を求める」

Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年11月20日 No.3201 提言「TICAD Vのフォローアップの加速を求める」 -戦略的マスタープランならびに産業人材育成に関する考え方を建議

昨年のTICAD V(第5回アフリカ開発会議)の際に、日本政府がアフリカ諸国に約束した10の地域のインフラ整備のための戦略的マスタープランの策定と産業人材育成での協力の取り組みがいよいよ実行段階にさしかかっている。そこで経団連は18日、これらのプロジェクトが早期に成果を挙げるよう、提言「TICAD Vのフォローアップの加速を求める ―戦略的マスタープランならびに産業人材育成に関する考え方」を取りまとめ、政府に建議した。

同提言では二つのプロジェクトの加速化とともに、エボラ出血熱を含む感染症対策の強化を求めている。要望のポイントは次のとおり。

◇◇◇

実効性ある戦略的マスタープランの策定に向けて、(1)官民対話を推進すること(2)受注を意識したシナリオを準備すること(3)アフリカにおける地域統合の強化を視野に置くこと(4)中堅・中小企業の対アフリカ投資促進のための工業団地を建設すること――が求められる。

実効性ある戦略的マスタープランの実行には、(1)関連資機材の搬入で周辺国の港湾や道路を活用すること(2)地熱発電の試掘リスクを軽減すること(3)ホスト国政府に対して各種手続きの明確化や治安改善等を働きかけることー―が必要である。

実効性ある産業人材育成センターの運営を行うためには、(1)わが国の官民一体で運営すること(2)国際協力機構(JICA)が責任を持って関与すること(3)卒業生ネットワークを構築すること――が重要となる。また、ABEイニシアティブ(African Business Education Initiative for Youth、5年間に1000人の留学生をアフリカから受け入れるプログラム)において、留学生受け入れの万全な体制を構築すべきである。

※全文は http://www.keidanren.or.jp/policy/2014/100.html 参照

【国際協力本部】

「2014年11月20日 No.3201」一覧はこちら