経団連(榊原定征会長)は11日、ナレンドラ・モディ・インド首相の来日にあわせ、東京・大手町の経団連会館で、インド経済界との間で「日印ビジネス・リーダーズ・フォーラム」(BLF)を開催した。
また、同日午後には、経団連会館において、経団連、日本商工会議所(三村明夫会頭)、日印経済委員会(飯島彰己委員長)との共催で、ナレンドラ・モディ・インド首相歓迎昼食会を開催した。
■ 日印ビジネス・リーダーズ・フォーラム
日印ビジネス・リーダーズ・フォーラムは、2007年の安倍晋三首相の訪印時に開催して以来、日印両国首脳の相互訪問の都度開催しており、今回が9回目となる。
会合には、経団連側から共同議長を務める榊原会長をはじめ、内山田竹志副会長、木村康副会長、飯島彰己副会長はじめ15名が、インド側からは共同議長のババ・カリヤニ・バラットフォージ社会長はじめ、17名が出席。両国経済情勢に関する意見交換に引き続き、経済連携の促進とビジネス環境改善、イノベーション、環境・エネルギー、インフラ等の戦略的分野での協力等の議論が行われた。
これらの議論を総括した「共同報告書」を取りまとめ、両議長が署名のうえ、同日夕刻、首相官邸で安倍首相とモディ首相へ直接手交した。
■ モディ・インド首相歓迎昼食会
同日午後に開催された昼食会には、榊原会長、三村日本商工会議所会頭、飯島日印経済委員長はじめ、160名が出席した。
席上、モディ首相は、21世紀はアジアの世紀であり、日本とインドは、日印間の特別戦略的グローバル・パートナーシップのもと、この地域全体の経済発展を牽引し、世界経済の成長につなげる役割を担っていると指摘。そのうえで、インド政府は、各種規制や手続き等における改革を通じてビジネス環境を整備し、メーク・イン・インディアのさらなる推進に力を入れたいとの考えを示した。さらに、日本の高い技術と、インドの優秀な人材が融合し協力を進めることにより、両国のWin-Winの関係を実現させたいと期待を示した。
【国際協力本部】