1. トップ
  2. Action(活動)
  3. 週刊 経団連タイムス
  4. 2017年5月18日 No.3315
  5. 2025年万博開催国への立候補を正式表明

Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2017年5月18日 No.3315 2025年万博開催国への立候補を正式表明 -誘致委員会から榊原会長、松井会長代行が出席

立候補表明式の模様

2025年の国際博覧会(万博)の大阪誘致に向けて、4月24日、木寺昌人駐フランス大使ならびに2025日本万国博覧会誘致委員会の榊原定征会長(経団連会長)、松井一郎会長代行(大阪府知事)一行は、フランス・パリの博覧会国際事務局(BIE)において、ビセンテ・ゴンザレス・ロセルタレス事務局長に開催国への立候補を届け出た。

立候補表明式では、木寺大使のあいさつに続き、大阪万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」について榊原会長から説明。特に、テーマの中核である「Society 5.0」に関して、「私たちが目指すこの未来社会とは、現在世界が直面するグローバルな課題を解決し、『持続可能な開発目標』(SDGs)を達成した社会。日本は、世界の国々がSDGsを達成するためのフロントランナーとなりたい。大阪万博で、未来社会『Society 5.0』の姿を世界に発信したい」と訴えた。

また、松井会長代行からは、「大阪・関西には、京都大学iPS細胞研究所に代表されるライフサイエンス分野の研究拠点群が多く集積し、課題解決策を示す素地と自信を兼ね備えている」と強みをアピールした。

これを受けて、ロセルタレス事務局長は、「日本は一貫して、技術を利用した生活の質的向上、健康・長寿の実現に取り組んできた。今回、非常に良いテーマを選ばれた。万博を通じて国際対話を推進し、他国への方向性を示すことができる」と立候補を歓迎し、「日本とは過去5回の万博を一緒に開催した信頼関係がある。今回もBIEとして協力していきたい」と述べた。

◇◇◇

2025年の万博には、フランスが立候補を表明しており、2018年11月ごろ、BIE総会での加盟国投票により開催地が決定する。誘致は国の威信をかけた戦いであり、立候補するからには必ず成功する必要がある。経団連では、誘致委員会と連携しながら、その実現に取り組んでいく。関係各位のご協力をお願いしたい。

【産業政策本部】

「2017年5月18日 No.3315」一覧はこちら