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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2017年11月23日 No.3340 第3回職場リーダー林間研修を岐阜県白川郷で実施

経団連事業サービス(榊原定征会長)は10月23日から27日までの5日間、岐阜県白川郷で「第3回職場リーダー林間研修」を実施。さまざまな業種・職種・年齢の企業の職場リーダー・ミドルマネジャー52名が参加した。

同研修は、これからのリーダーに求められる「課題発見力」の向上を目的として、「新価値創造型課題研修」と「リーダーシップ体験学習」の2つの柱から構成されている。前者は、生活者にとっての不便・不足などの課題を発見し、その解決に向けたビジネスモデルを構築するプロセスを学ぶもの。後者は、仕事を模したワークにチームで取り組み、リーダーとしての強み・弱みを体感し、その気づきを議論・整理して形式知化するものである。グループワークを通じてお互いの意見や価値観の違いを尊重し議論を重ねていき、各自が発想の転換と自己変革の機会を得ることもねらいとしている。自然豊かな環境のもと、焚き火談議も体験しながら、皆で寝食をともにし、研修に没頭した。

各グループでまとめたビジネスモデルのテーマは、「働き盛り管理職の健康管理」「地方都市におけるマンションの空き家有効利用」「スマホを使った安心・安全子育てサービス」「高齢者への買い物支援サービス」など多岐にわたった。各グループの発表の後には、参加者から実現可能性やコスト面に関する活発な質問や意見が出された。最後に、アドバイザーの浜田正幸・多摩大学教授、各班の課題研修指導に当たったコーディネーターからのコメントを得て、ビジネスモデル構築のポイントを全員で共有した。

最終日には、各参加者が研修で得た学び・気づきを振り返り、今後のリーダーとしての自らの行動指針を定めて総括を行った。

研修初日に台風21号の直撃を受け、新幹線ダイヤの大幅な乱れ、白川郷に通じる道路が通行止めになるというトラブルにも見舞われたが、スケジュールを変更しながら全プログラムを終えることができた。

参加者からは「コミュニケーションの大切さ、物事を決めるプロセスの大切さを学ぶことができた」「今回学んだリーダーに求められるもの、状況にあわせたリーダーシップの取り方などを今後の業務に活かしていきたい」などの感想が寄せられた。

【経団連事業サービス】

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