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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2017年12月14日 No.3343 「新卒採用に関するアンケート」結果を公表 -採用選考にあたっては「コミュニケーション能力」を重視

経団連は11月27日、「2017年度新卒採用に関するアンケート調査」の集計結果を公表した。同調査は、企業の大卒等新卒者の採用選考活動を総括することを目的として1997年から実施している。今年は7月~8月に会員企業を対象に実施、553社から回答を得た(回答率41.3%)。

■ 採用選考活動の実施割合と評価

18年4月入社対象の採用選考活動を実施した企業の割合は98.4%で、11年4月入社対象以降、高水準が続いている。採用計画の達成状況については、「計画に届かない」(30.7%)が前年に比べて6.2ポイント増加しており、採用難の影響が一定程度みられる。

■ 採用選考にあたって特に重視した点

採用選考にあたって特に重視した点(20項目から上位5つを選択)で最も多かったのは「コミュニケーション能力」で、15年連続で第1位となった。第2位は9年連続で「主体性」となっている。第3位は「チャレンジ精神」で、16年入社対象では第4位に順位を下げたものの、17年入社対象以降、再び第3位となっている。

■ 前年と比べた採用選考活動状況の変化

広報活動では、約4割の企業が「業界研究・企業研究が不十分な学生が増加した」「自社の企業説明会に参加する学生数が減少した」「合同企業説明会に参加する学生数が減少した」と回答した。

選考活動では、約6割の企業が「他社の内々定を保持したまま面接を受ける学生が増加した」と回答した。「内々定を辞退する学生が増加した」との回答も約4割に達した。

■ インターンシップに関する取り組み

インターンシップの教育的効果を高めるために実施している取り組み(複数回答)として、51.4%の企業が「募集段階での詳しいプログラム内容の明示」を挙げた。プログラム実施にあたって重要となる「終了後の本人へのフィードバック」を行っているとの回答は25.7%にとどまった。

【労働政策本部】

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