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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2018年9月13日 No.3376 経団連・上智大学・香港中文大学の連携授業 -“Challenging Frontline Issues in Global Business”を開講

経団連は、企業の実務担当者による講義を通じて学生にグローバル・ビジネスで働くことの動機づけを行うため、上智大学の協力を得て、2012年度から毎年、連携授業を実施しており、さらに昨年度から、上智大学と香港中文大学が夏季休暇中に合同で実施する集中講座を支援している。今夏は、上智大学から7名、香港中文大学から11名、合計18名の意欲的な学生が、ANAグループの協力を得て、香港と東京で行われた講座に参加した。

香港での討議

最終講義後に参加者で記念撮影

8月6日から10日にかけ実施された香港中文大学における授業では、ANA香港支店よりエアライン・ビジネスに関する現状等についての講義が行われ、あわせて学生が解決すべき経営課題が提示された。これに加えて香港中文大学教授等からの2日間にわたる補講を受け、18名の学生は、課題解決に向けて3つの混成チームに分かれグループワークを行った。後半、8月20日から24日に東京で行われた授業では、グループワークに加えてANAグループの羽田事業所の見学や同社員との意見交換を通じて、学生たちは課題解決に向けたアドバイスを受けた。

最終日には、ANA幹部を前に、3つのチームが課題解決に向けたプレゼンテーションを行った。出席した両大学の教員からはモデル設定上の問題や実現可能性等について厳しい指摘があった一方で、同社幹部からは「学生諸君は短い期間でよくプレゼンテーションをまとめあげた。大変だったと思うが、よい経験になったと思う。自分たちにとっても、大いに参考になる指摘をいただいた。関係者全員にとって有意義な講座だったのではないか」とのコメントがあった。

同講義のコーディネーターを務めた上智大学経済学部の網倉久永教授は、「学生がビジネスの最前線を実感できる貴重な機会を得、かつ香港と日本で異なる背景をもつ学生が交流を深めたことには大きな意義がある」と総括した。

経団連では、今秋以降も引き続き上智大学との連携授業を実施していく予定である。

【SDGs本部】

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