経団連は、「東北復興応援フェスタ2018」のメインイベントである「霞マルシェ2018『東北復興応援マルシェ』」を10月15、16の両日、都内で開催した。同マルシェでは、東北6県のさまざまな名産品を販売。16日昼にはPRセレモニーを行った。
PRセレモニーの冒頭に主催者を代表しあいさつした古賀信行審議員会議長は、フェスタ参加企業等が創意工夫を凝らし東北産品を紹介していることに触れたうえで、「こうした取り組みの継続こそが大事である」として、引き続き東北復興を後押ししてほしいと呼びかけた。続いて、来賓の渡辺博道復興大臣が登壇、「このようなマルシェの開催は東北の事業者にとって励みになる」と述べ、政府として風評払拭や産業・なりわいの再生に全力を尽くす決意を示した。
その後は、6県のブースPRが行われ、各県のゆるキャラも交えつつ、関係者から東北の産品購入や来県を呼びかける熱いメッセージが相次いだ。また、東日本大震災を経験した岩手・宮城・福島各県出身の学生で結成された「東北ユースオーケストラ」団員有志による演奏で、「花は咲く」が披露された。
同マルシェには、会場となった霞が関ビルディング内のテナント企業や近隣ビルのオフィスに勤務する人をはじめ多くの人々が来場。会場内は、秋の旬の果物や銘菓を買い求める人の行列やキッチンカーで振る舞われた名物メニューに舌鼓を打つ人々などで大いに賑わった。
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経団連では10月から11月にかけて、風評払拭、東北産品の消費拡大、東北観光の振興等を図るため、会員企業・団体等による東北関連のイベントの一体的なPRを目指す「東北復興応援フェスタ2018」を実施。期間中、首都圏をはじめ全国各地で、東北の食や文化に関するイベントや社内マルシェなど、約50のイベントを開催する。各イベントの最新情報は、経団連ウェブサイトの特集ページをご覧いただきたい。
※ http://www.keidanren.or.jp/announce/2018/tohoku.html
【産業政策本部】