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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2020年4月9日 No.3450 中西会長記者会見

経団連の中西宏明会長は4月6日、東京・大手町の経団連会館で記者会見を行った。

冒頭で中西会長は、新型コロナウイルス感染症の拡大により会社説明会が延期になるなど、学生の間で就職活動への不安が高まっていることから、同日付で、経団連全会員に「新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた採用選考活動に関するお願い」を発出したことを明らかにした。第二の就職氷河期をつくらないとの強い決意のもと、学生に採用活動に関する情報を正確かつ積極的に発信するよう求めている。さらに、新型コロナウイルスによる経済金融情勢の分析、必要な対応策を議論するため、中西会長を議長とし、審議員会議長、副会長、審議員会副議長をメンバーとする「新型コロナウイルス会議」の設置を公表した。

緊急事態宣言の必要性等に関する質問に対しては、「発令されれば官民を挙げて万全を期すことになる」としたうえで、「長期戦が見込まれるため、社会機能維持にあたる業務について、政府が一定のガイドラインを示すことも必要」との考えを示した。また、緊急経済対策については、マーケット全体が大幅に冷え込み、需要に陰りがではじめているため、適切な方策を短期・中期・長期の3つのフェーズで講じていく必要があると指摘。そのうえで、「短期的には困窮している就業者や事業者の迅速な救済、中期的には新型コロナウイルス感染終息後に潜在成長率へ回帰するための準備、長期的にはデジタルトランスフォーメーションによる未来への投資の加速が必要になる」と述べた。

【広報本部】

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