経団連は8月7日、2020年春季労使交渉における中小企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。
同調査は、原則として従業員数500人未満の中小企業17業種750社を対象に、全国の地方別経済団体の協力により実施している。妥結した390社のうち、集計可能な382社の月例賃金の引き上げ結果は総平均額4371円・アップ率1.70%であった。前年の最終集計値(396社、4815円、1.89%)を額・率とも下回ったものの、継続的な賃金引き上げが始まった14年(4416円、1.76%)とほぼ同水準を維持している。
業種別にみると、製造業平均(237社)は4716円・1.81%(前年最終集計値5159円、1.99%)、非製造業平均(145社)は3844円・1.52%(同4286円、1.73%)と、いずれも前年と比べてマイナスとなっている。
【労働政策本部】