株式会社アイデミーおよび慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)は、経団連と産業技術総合研究所(産総研)の協力を得て、組織のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進レベルを簡易的に診断することができるウェブアプリケーション「DX簡易組織診断」を4月13日にリリースした。
■ 背景
昨今、多くの企業でDX推進の取り組みが行われ、自らどのようにSociety 5.0の時代を切り開いていくか、未知への挑戦が求められており、コロナ禍での環境変化が日本企業のDXを後押ししている状況がうかがえる。
しかし、デジタルによる変革については、誰もが産業構造や各組織の変革の必要性を唱えるものの、総論賛成・各論反対の状況も散見される。その結果、具体的な取り組みとしては遅々として進まないのが実情である。
そこで、Society 5.0の実現に向けてDXを通じた産業全体や企業の構造変革の必要性を訴える経団連と、データ活用力を強化しDXの推進を目指す産総研、DX・AIにかかる人材育成、組織変革の支援に注力するアイデミー、システム×デザイン思考の研究・教育を実施するとともに、その実社会への実装を行う慶應SDMの4者が、互いの強みを最大限に活かし、DX簡易組織診断を通じてDXに取り組む企業の組織変革の具体的な取り組みを支援する。
■ 概要
DX簡易組織診断は、経団連が提言「Digital Transformation(DX)~価値の協創で未来をひらく」で発表した「協創DX指標」の人材と組織の領域をもとに、会員を対象に行ったアンケート結果から、人工知能技術の一つである「ベイジアンネットワーク」によりモデルを構築している。質問は全部で28項目あり、自社のDX推進の状況が他社と比較してどの位置にあるか、相対比較した6段階(A~F)のレベルで診断結果が表示されることで、今後の取り組みのヒントとすることができる。
詳細は、DX簡易組織診断のウェブサイトを参照。
https://aitec-srv.jp/static/DXAnalytics/top.html
【産業技術本部】