経団連は6月16日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX)」のオンライン版「KIX+」の第14回イベントをシリコンバレー・ジャパン・プラットフォーム(SVJP)の協力のもと開催した。スタートアップおよび大企業から総勢約250名が参加した。
永野毅スタートアップ委員長、齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会あいさつの後、シリコンバレー等で活躍しているスタートアップ4社(Ali Ghodsi Databricks Co-founder & CEO、Dan Wright DataRobot CEO、長谷川康一 UiPath K.K. CEO、Alan Ghelberg Aurora VP of strategy)が登壇。データクラウドとAIを一体化した統合型プラットフォーム、顧客の既存システムに対応しデータ分析をサポートするAIサービス、現場の労働者の能力を拡張するRPA(Robot Process Automation)、安全性の高い自動運転技術等を紹介した。前回に引き続きイベントプラットフォームを利用し、登壇者と参加した大企業との間で活発な質疑、ネットワーキングを行った。
スタートアップ4社の説明の後、SVJPのアドバイザーを務めるジョン・ルース元駐日米国大使から「われわれはDX(デジタル・トランスフォーメーション)により、時代の大きな転換点にいる。このような時代において、イノベーションの創出に向け、シリコンバレーとの連携をさらに深めていく必要がある」とのコメントが寄せられた。
7月もオンラインによる第15回KIX+を開催する予定である。
【産業技術本部】