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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2021年7月8日 No.3506 第16期「経団連グリーンフォーラム」開講

経団連事業サービスは6月22日、東京・大手町の経団連会館でミドルマネジャー向け年間講座「経団連グリーンフォーラム」(チーフアドバイザー=大橋徹二経団連副会長・コマツ会長)第16期(受講者35名)の開講式を行った。

大橋チーフアドバイザー

冒頭あいさつした大橋チーフアドバイザーは、「現在、世界はリーダー不在で混沌とした『Gゼロ時代』といわれている。一方、デジタル・トランスフォーメーション(DX)やグリーン・トランスフォーメーション(GX)などによって、急激に社会変革が進んでいる。日本についていえば、人口減少に歯止めがかからず、各産業の維持に必要な人員の不足も懸念されている。このような状況において、ミドルマネジャーには、政治家や経営者に判断を委ねるのではなく、自ら行動を起こしていくことが求められている」と述べたうえで、「講座においてさまざまなスキルを学ぶだけではなく、これからの社会をどのように築いていくべきかという熱い気持ちを育んでほしい」と激励した。

アドバイザーの大久保幸夫氏(リクルートフェロー・職業能力研究所代表取締役)は、「社会人は学生と違って仕事をこなしながら学習しなければならない。そのため最小の時間で最大の成果を挙げる効率的な学習方法が求められる。例えば通勤時間など、隙間時間を利用した学習、前もって理解したいテーマを設定して行う読書などである。ミドルマネジャーとして、従来のキャリアの延長上でスキルアップするのではなく、これまでと違う不連続なバージョンアップを図るつもりで講座に参加することが肝要である」とエールを送った。

また、昨年度の修了生から、「講師からのキャリアデザインに関する助言によってキャリアについて明確なイメージを持てるようになり、経営リーダーを目指すという意志を確立できた。皆さんも講座を通じて意識変革を遂げてもらいたい」「受講したことによって、心から納得していて、自分の言葉で語れ、質問を受けてもしっかり答えられる自分なりのビジョンを持つことが大切だと思えるようになった。講座にはビジョンを持つためのヒントが無数に散りばめられている。そのようなことを意識しながら受講することが重要である」といった応援メッセージが送られた。

経団連グリーンフォーラムは次世代リーダーの育成を目指し、ロジカル・コミュニケーション、キャリアデザイン、リーダーシップ、人材マネジメント、ビジネス・ネゴシエーション、プレゼンテーションなどの講義・演習を7月から来年3月まで実施する。

【経団連事業サービス】

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