経団連は11月25日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX)」のオンライン版である「KIX+」の第18回イベントを開催した。スタートアップおよび大企業から総勢約110名が参加した。
齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会あいさつの後、各社が抱えるビジネスプロセス上の課題について、新しい視点や技術による革新的ソリューションを提供するスタートアップ6社(角田望 LegalForce CEO、河野理愛 コグニティ代表取締役、芳賀亮太 キャディ社長室長、吉野巌 マイクロ波化学社長CEO、北村卓也 センシンロボティクス社長、シバスンタラン・スハルナン アクシオヘリックス代表取締役)が登壇した。
具体的な事業として、AIで契約書をレビュー・管理するソフトウエアの開発・提供、知識表現(Knowledge Presentation)技術による営業トークの分析・レビュー、製造業における調達マッチングプラットフォーム、マイクロ波プロセス導入による生産工程でのCO2大幅削減、さまざまなドローン・ロボットの運用およびデータ集積・分析プラットフォーム、顧客が改良可能なシステムを設計するヘリックスモデルをそれぞれ紹介し、大手企業の関係者に対して、共同開発・販路拡大・資金調達等を呼びかけた。
ピッチ終了後は、前回に引き続きイベントプラットフォームを利用し、登壇者と参加した大企業との間で活発な質疑応答を行った。
12月は約1年半ぶりに、リアルでのKIX会合を開催する予定である。
【産業技術本部】