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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2024年4月25日 No.3635 十倉会長が令和6年能登半島地震の被災地を訪問

朝市通りで黙とうする一行

経団連の十倉雅和会長は4月3日、冨田哲郎審議員会議長、永野毅副会長らと共に令和6年能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市の朝市通りと七尾市の和倉温泉を訪問した。

朝市通りでは、発災直後の火災により約300棟が焼損するなど、甚大な被害の様子を視察した。また、隆起したマンホールやひび割れた道路、地形が大きく変化した港など、インフラ面が大きな打撃を受けている実態を把握した。朝市通り視察後、坂口茂輪島市長らと懇談。大量のがれき処理、隆起や沈下した地形の整地、港湾・道路等インフラの整備、街づくりに向けた住民との合意形成に時間がかかるとの話を聞いた。坂口市長から「震災により能登や輪島の名前が知られたことを奇貨として、伝統工芸の輪島塗をはじめ、『シン・ワジマ』を世界に売り出したい」との発言があった。

和倉温泉では、加賀屋をはじめ、多くの旅館が受けた被害の様子を視察した。加賀屋には、震災時に約500人の宿泊客と約300人の従業員がいたにもかかわらず、従業員の的確な誘導により、一人の負傷者も出なかったとの説明があった。和倉温泉視察後、茶谷義隆七尾市長と面談。旅館の建て直しには多額の費用や長期の修復期間を要するため、石川県なりわい再建支援補助金や雇用調整助成金の拡充等が必要であるとの所見を聞いた。あわせて茶谷市長から「能登地域は世界農業遺産に選ばれるほど自然に恵まれている。歴史と文化もあり、農林水産物も豊富である。港や空港を活用し、観光振興につなげていきたい」との発言があった。

最後に、金沢市内で北陸経済連合会(北経連)の金井豊会長らとの懇談会を開催。北経連が作成を進めている「能登産業復興・再生ビジョン」について議論した。

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経団連は、輪島市、七尾市をはじめ、震災により被害を受けた能登地域の自治体に北経連と共に見舞金を贈呈した。また、1%クラブニュース増刊号を通じて、会員企業に寄付や物品提供等の被災者・被災地支援活動を呼びかけてきた。今後、4月末から5月にかけて、災害ボランティアセンター運営支援のための企業人ボランティア派遣や、被災者とのコミュニティツールとしての「うるうるパック」の作成・配付等を予定している。経団連は、北陸と共に被災地の復旧・復興に引き続き取り組んでいく。

【ソーシャル・コミュニケーション本部】

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