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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2026年3月19日 No.3722 海外支援プロジェクト視察 ラオス・ビエンチャン -生物多様性配慮アクション強化プログラム/経団連自然保護協議会

経団連自然保護協議会(西澤敬二会長)は2月18~19日、ラオス・ビエンチャンを訪問し、経団連自然保護基金が支援する「ビエンチャン特別市グリーン政策における生物多様性配慮アクション強化プログラム」を視察した。西澤会長をはじめ10人が参加した。

■ プログラムの概要

プログラムの実施主体である地球環境戦略研究機関 国際生態学センター(IGES-JISE)は、ビエンチャン特別市農業環境局および林業局等と連携し、ビエンチャンの生物多様性に配慮した都市緑化と自然再生を目的に活動している。苗木生産システム、人材育成、環境教育――の取り組みを強化している。

■ 視察1日目

林業局の育苗現場

タビサイ・マオソムプー副知事(左)と
西澤会長

ビエンチャン特別市農業環境局で、セン・アルウン・スーリヤヴォン農業環境局長およびシムアン・ソウティヴォンノラッド林業局長と面会した。

西澤会長は、このプロジェクトは地域行政とアカデミアとの連携によってこそ成し遂げられるとの認識を示した。自然保護活動の効果を最大化するためには、その土地で暮らす人々の理解と協力を得ることが重要だと強調した。

その後、林業局が管理する育苗現場を視察。フタバガキ科等の在来種の苗木生産活動の状況を確認した。今後増産を目指すうえでの課題等を聴いた。

ビエンチャン都庁では、ビエンチャン特別市グリーン政策の統括責任者、タビサイ・マオソムプー副知事と面会した。

西澤会長は、ラオス政府が掲げる森林率70%の目標達成に向け、ビエンチャンで取り組まれているグリーン政策に期待を示した。

その後、タビサイ・マオソムプー副知事とその関係者からは、グリーン政策の概要とその進捗の説明を聴いた。

経団連自然保護協議会からは、日本経済界の自然保護活動等を紹介したうえで、日本のグリーンインフラの取り組み等を説明した。

その後の意見交換を通じ、ビエンチャンでは目標を達成するために、在来種の維持管理等に関する地域社会の理解浸透に取り組んでいること、官民連携が重要であること――について認識を共有した。

■ 視察2日目

ホアイナン保全林と近隣のドンマッカイ村小学校を訪問した。

ホアイナン保全林では過去の違法伐採等で在来種の植生回復が遅れている状況を確認した。ドンマッカイ村小学校長からは、このプログラムの環境教育実践校として在来種の苗木を育てる学校育苗現場(スクールナーサリー)を創設するなど、環境教育に取り組んでいると説明があった。

その後はパクタン村小学校と近隣の精霊の森を訪問した。

パクタン村小学校長からは、自然環境について児童の理解を深めるために新たに環境教育実践校として取り組む計画であること、精霊の森では宗教的信仰と地域規範により森林伐採が禁止されているため在来種が多く生息していることを聴いた。

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