小路会長
経団連が事務局を務めるユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)日本協会(会長=小路明善アサヒグループホールディングス会長)は6月15日、東京・大手町の経団連会館で、今夏から世界各地のカレッジ(高校)に派遣されるUWC2026年度派遣生の激励会を開催した。
新派遣生と保護者、小路会長をはじめとするUWC日本協会役員、会員企業、島田和大卒業生会会長、派遣国・地域の大使館関係者ら60人が出席した。
小路会長は派遣生に対し「成長目標を立ててカレッジ生活をスタートし、2年間で関心や興味のあることに果敢にチャレンジしてほしい。異文化の世界で育った友だちをつくり、それを己の財産としてほしい」と呼びかけた。
最後にレイモンド・チャンドラーの小説の一文「If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive.(人間は強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない)」を英語で紹介した。
派遣生は一人ずつ、支援者への感謝やカレッジ生活への抱負を述べるとともに、UWC日本協会役員や同期生らと交流を深めた。
卒業生会会長の島田氏は「これからの2年間はさまざまな変化が同時に訪れる、いわばパーフェクトストームのような状況になるが、難しい状況に直面した際には周りを頼りながら、健康に留意して元気に過ごしてほしい」と派遣生にエールを送った。
26年度の派遣生は16人。世界12カ国・地域(カナダ、イタリア、米国、香港、ノルウェー、インド、オランダ、ドイツ、中国、日本、タンザニア、タイ)のカレッジで学ぶ。
【教育・自然保護本部】
UWC(本部=ロンドン)は、国際バカロレア課程に基づく教育を通じて国際感覚豊かな人材を育成する民間教育機関で、世界各国のUWC国内委員会が選考した高校生を、傘下のカレッジで2年間受け入れている。
経団連は1972年の「UWC国内委員会」(現 公益社団法人 ユナイテッド・ワールド・カレッジ日本協会)設立以来、グローバル人材育成の趣旨に賛同し、同会の事務局を務めている。
これまでに730人が各カレッジに派遣され、卒業後は国内外の大学を経て、大手企業、日本政府、国際機関等に就職し、幅広い分野で国際的に活躍している。
カレッジ生活を支える奨学金は、UWCの趣旨に賛同する経団連会員企業ならびに個人からの寄付金等を原資としている。賛同企業や個人からの寄付を募集しており、ぜひとも協力をお願いしたい。
詳細は、UWC日本協会のウェブサイトを参照。
https://www.keidanren.or.jp/japanese/profile/UWC/index.html
