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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2018年2月15日 No.3350 榊原会長と中西次期会長候補が記者会見

榊原会長(右)と中西次期会長候補(左)

経団連の榊原定征会長と中西宏明次期会長候補は2月13日、東京・大手町の経団連会館で共同会見を行った。

はじめに榊原会長は、現在、日本経済がデフレ脱却・経済再生を果たし、GDP600兆円経済の実現に向けて大きくステップアップする重要な局面にあると指摘。規制改革、社会保障制度改革、財政改革などの構造改革を加速し、不確実性が高まる国際情勢のもとで経済外交を強力に推進していくことが重要との認識を示した。そのうえで、こうした重要な時期の会長交代において、中西副会長は次期会長候補として最もふさわしく、人格識見に優れ、卓越した経営手腕、豊富な海外経験を有したまさに名実ともに日本を代表する経営者であると紹介。経団連の重要な成長戦略であるSociety 5.0というコンセプトを提案し、国内外で精力的に発信・行動してきたことに言及した。これを実現するため、引き続き中核的な役割を果たすとともに、諸改革やイノベーションを推し進めるよう、期待を示した。

続いて中西次期会長候補は、日本経済が新しい大きな一歩を踏み出し、好循環を回していく重要な時期にあるとして、さまざまな協力関係の構築の重要性に言及。特に、Society 5.0をはじめデジタル化の波を真正面にとらえ、経済活動を展開していくために、国内にとどまらず海外との連携関係の構築に力点を置きながら活動していきたいと述べた。

また、これまで3年半あまり、副会長として経団連活動に積極的に取り組み、発言してきており、Society 5.0やサイバーセキュリティなどの重要課題について、自ら主張してきたことが経団連活動に反映されてきたことに言及。これらの取り組みを継続し、完成させていくためにやるべき課題は多く存在するとの認識を示した。そのうえで、日本経済がしっかり回ることが重要であり、これに全力で取り組んでいくとの決意を表明した。

【広報本部】

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