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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2020年8月6日 No.3464 第119回経団連労働法フォーラム開催

経団連、経団連事業サービス主催、経営法曹会議協賛による「第119回経団連労働法フォーラム」が7月28、29の両日、オンラインで開催され、全国の企業・団体の人事・労務担当者、経営法曹会議所属の弁護士約400名が参加した。同フォーラムは、企業が直面する労働法上の課題について、経営法曹会議所属の弁護士が裁判例をもとに検討を行い、企業実務における対応策を提示するもの。

1日目は、渡邊徹弁護士が「職場のハラスメント防止に向けた法的留意点と企業の対応」をテーマに報告。パワーハラスメント防止にかかる雇用管理上の措置義務を規定した労働施策総合推進法など、今年の6月1日に施行した職場のハラスメントに関する法令や指針について説明した後、ヒアリング方法や事実認定・評価など、事案が生じた際の対応における留意点を示した。

2日目は、梅木佳則弁護士が「労働契約の解消に関する労務管理上の留意点」をテーマに報告。休職期間満了に伴う退職・解雇、60歳以降の有期雇用労働者の雇止め、職種・勤務地限定労働者の整理解雇に関する裁判例において会社側が勝訴したポイントを説明するとともに、希望退職募集の実例などを紹介した。

両日とも午後のプログラムでは、報告者を含む10名の弁護士が、参加者から事前に寄せられた個別の質問をもとに討議を行い、企業対応のリスクや好事例などが示された。

【労働法制本部】

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