経団連と国公私立大学のトップで構成する「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」（座長＝中西宏明経団連会長、大野英男就職問題懇談会座長・東北大学総長）は、8月1、2日の両日、オンラインによる合同企業説明会「産学共同ジョブ・フェア」を開催した。

同フェアは、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2021年度入社の学生に対する採用選考活動がオンライン面接など通常と異なるやり方で行われているなか、学生に企業説明会や採用選考に参加する追加的な機会を提供する観点から企画・開催されたもの。経団連会員企業に加え、地方別経済団体の会員を含む全国の63社・団体が参加。学生には各大学団体の協力を得て案内、参加の呼びかけを行い、約2500人の参加登録を得た。

参加企業は会議アプリで自社の採用ニーズに応じて大人数向け説明会または少人数向け座談会を開催して、自社の事業等を紹介した。一方、学生は各自の端末から関心のある企業の説明会・座談会にアクセス・参加し、チャット等を通じて働き方やキャリア形成などに関する質問を寄せた。

参加企業は、関心を示した学生に対して自社の採用ページ等を紹介するなど、選考プロセスへのエントリーを促している。

【SDGs本部】