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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2023年2月16日 No.3579 提言「中東湾岸諸国との戦略的関係強化を求める」を西村経産相に建議

西村大臣(右)と佐藤委員長

経団連の佐藤雅之中東・北アフリカ地域委員長は2月8日、西村康稔経済産業大臣を訪問し、経団連が2022年12月13日に公表(12月15日号既報)した提言「中東湾岸諸国との戦略的関係強化を求める~日GCC FTA交渉再開が急務」を建議した。

佐藤委員長は、建議に際して同提言の背景と意義に言及。「資源に乏しいわが国にとって、原油・天然ガスの主要産出国である中東湾岸諸国との戦略的関係強化は急務である。特に、GCC(湾岸協力会議=サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、オマーン、カタール、クウェートの6カ国で構成される経済、防衛等の協力機構)諸国の消費市場は、日本からの輸出・投資先としても有望であることに加えて、産業多角化とカーボンニュートラルを目指すなかでインフラ需要の増大も見込まれる。他国に競争条件で劣後せぬよう、日本とGCC諸国とのFTA(自由貿易協定)交渉を一刻も早く再開してほしい」と訴えた。

これに対し西村大臣は、中東湾岸諸国との関係強化に向けた経済界からの具体的な提言に謝意を表明。日本企業の投資促進につながるよう、GCC諸国のビジネス環境の改善を引き続き働きかけるとともに、FTA交渉再開を探っていきたいと応じた。

【国際協力本部】

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