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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2023年6月1日 No.3592 2023年春季労使交渉・大手企業業種別回答状況(第1回集計) -92社平均1万3110円、アップ率3.91%

経団連は5月19日、毎月決まって従業員に支給する月例賃金の引き上げについて、2023年春季労使交渉における回答状況(原則従業員500人以上の大手企業、組合員数による加重平均)の第1回集計を公表した。

同集計は21業種241社の大手企業を対象に、主に業種団体の協力により実施。同日までに経団連に情報提供のあった15業種128社の回答(了承・妥結含む)のうち、集計可能な15業種92社(約54万人)の月例賃金の平均引き上げ額は1万3110円(第1回集計企業92社の前年実績比プラス5316円)、アップ率は3.91%(同プラス1.56ポイント)であった。引き上げ額が1万円を超えたうえ、アップ率が3%台後半を記録するのは、1993年以来30年ぶりのこと(第1回集計1万759円、3.83%、最終集計1万835円、3.86%)。

引き上げ額の分布では、「1万円以上」の企業が7割強(77.1%)、「1万5000円以上」の企業は3割近く(27.1%)に上った。

アップ率は、3.00%以上の企業が78.6%と大勢を占めており、4.00%以上も4割を超えた(44.3%)。今後、7月中に最終集計を公表する予定。

【労働政策本部】

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