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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2013年2月14日 No.3119 グローバル人材育成モデル・カリキュラム「導入講座」 -半年間のプログラム終了

経団連は1日、東京・大手町の経団連会館で企業の国際的事業活動を担い、グローバルに活躍する人材を育成するためのモデル・カリキュラム「グローバル・ビジネスの現状と課題=導入講座」の最終講座を開催し、半年間のプログラムを終了した。

「導入講座」は、「大学入学後、なるべく早い時期から学生にグローバル・ビジネスに対する動機付けをしてほしい」という企業側の声を踏まえ、政府が国際化の拠点として認定した大学(グローバル30)の一つである上智大学(東京都千代田区)の協力を得て、大学2年生34名を対象に、全学共通・単位認定科目として、昨年10月に試行的に開講したもの。

経団連会員企業12社(*)のグローバル・ビジネスの現場で働く講師が毎回、各社のグローバル事業の理念や直面している課題についての講義を行い、企業関係者を交えたグループ討議や講義内容に関する課題レポートの提出などを通じて、企業がグローバル人材に求める素質や要件を学生に伝えた。

最終講義では、学生が6グループに分かれて、グループごとにグローバル人材に求められる素質・要件や、グローバル人材を育成していくうえで教育機関、企業、学生自身に求められる取り組みについて発表し、企業側講師と意見交換した。

今後は、今回実施した導入講座の評価を行い、反省点を踏まえたうえで、秋から「導入講座」を再度開講するとともに、大学3、4年生を対象に、「導入講座」の内容を深掘りした「本講座」の開講を検討することとしている。

◇◇◇

*住友化学、ソニー、日立製作所、本田技研工業、三菱商事、大和証券、東京海上日動火災保険、日本通運、イトーヨーカ堂、日本電気、ダイキン工業、日本郵船(講義順)

学生の発表に対しコメントする企業側参加者

【社会広報本部】

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