1. トップ
  2. Action(活動)
  3. 週刊 経団連タイムス
  4. 2014年1月1日 No.3160
  5. ASEAN首脳歓迎昼食会開催

Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年1月1日 No.3160 ASEAN首脳歓迎昼食会開催 -ASEAN経済共同体構築への協力促進で合意

ブルネイのボルキア国王(左)と米倉会長

経団連は12月14日、東京・大手町の経団連会館で、安倍晋三首相の出席のもとASEAN各国首脳・大臣、ASEAN事務総長はじめ各国代表約50名を招いて、歓迎昼食会を開催した。同会合は、日本とASEANの交流40周年を記念して開催された日ASEAN特別首脳会議の機会をとらえて、日本商工会議所と共催したもの。わが国経済界からは、ASEANと関係の深い企業幹部約100名が出席し、活発な交流が行われた。

冒頭、米倉弘昌会長は、わが国とASEANの経済交流が近年飛躍的に拡大していることに触れ、わが国経済界としては今後、経済交流をさらに深め、ASEANとともに成長したい旨を表明した。その具体策として、(1)2015年末のASEAN経済共同体構築の実現(2)インフラ整備の推進によるASEAN域内の連結性の強化(3)東アジア包括的経済連携協定(RCEP)の早期実現――などを提示し、これらの実現のため、各国首脳のリーダーシップに期待すると述べた。

これに対し、ASEAN議長国であるブルネイのハサナル・ボルキア国王は、日本のASEANに対する長年の貢献について感謝の意を示すとともに、ASEAN経済共同体構築での協力促進や今後の日本企業による直接投資と技術移転に期待を表明した。

◇◇◇

なお、経団連では、日ASEAN特別首脳会議に先立つ12月11日、日ASEAN協力の強化を求めるメッセージ「ASEAN諸国とのさらなる連携強化に向けて」を公表し、日ASEAN双方の政府関係者へ送付した。

経団連はこのほか、今回のASEAN首脳来日の機会を活用し、ASEAN首脳・関係大臣との個別会談や記念シンポジウムへの参加などを通じて、地域および二国間関係の強化を働きかけた。

【国際協力本部】

「2014年1月1日 No.3160」一覧はこちら