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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年3月6日 No.3168 サルマン・サウジアラビア皇太子歓迎夕食会を経団連などが共催 -日本とサウジアラビアの相互理解促進とさらなる関係緊密化へ

サルマン皇太子(左から2人目)と米倉会長ら共催団体の代表

経団連は2月21日、東京・大手町の経団連会館で、公賓として来日したサウジアラビア王国のサルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード皇太子と同行の閣僚、経済界の代表者を招いて、歓迎夕食会を開催した。同会合は、経済5団体(経団連、日本商工会議所、経済同友会、日本貿易会、日本サウディアラビア協会)共催で開催したもの。わが国経済界からは、サウジアラビアと関係の深い企業幹部が出席し、夕食会を通じて活発な交流が行われた。

米倉弘昌会長は歓迎あいさつのなかで、このたびのサルマン皇太子の来日を歓迎すると述べるとともに、わが国がサウジアラビアと長年の信頼と友好の固い絆で結ばれていることに触れ、サウジアラビアと日本の相互理解の促進、そして草の根レベルの両国関係のさらなる緊密化を進めたいと述べた。

また、昨年春、安倍首相とともにサウジアラビアを訪問したことに触れ、両国政府間の政治、経済、文化・人的交流など、あらゆる分野における両国の包括的パートナーシップの強化に対する合意は、日本の経済界としても大変心強いと述べた。そのうえで今後、エネルギー資源はもとより、省エネ、再生可能エネルギー、原子力、農業、医療サービスなど、幅広い分野において積極的に協力を推進し、サウジアラビアの産業構造の多角化と経済発展に貢献していくと強調。そのためにも、両国間の投資協定の早期発効、ならびに、わが国とGCC(湾岸協力会議)による自由貿易協定の交渉再開に期待すると述べた。

これに対しサルマン皇太子は、日本とサウジアラビアの良好な関係や、さまざまな分野でのパートナーシップが進んでいることを評価した。また、両国間の投資が非常に多くの分野で広がっており、投資協定の発展と、産業分野だけでなく学術、その他の分野においても関係を推進し、これからも両国の交流が深まることに期待すると述べた。

【国際協力本部】

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