Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年4月24日 No.3175  米倉会長記者会見

経団連の米倉弘昌会長は21日、東京・大手町の経団連会館で記者会見を行った。

TPP(環太平洋経済連携協定)をめぐる日米間の交渉は非常に難しく、胸突き八丁の局面にあると指摘。安倍首相とオバマ大統領は、閣僚協議の成果を踏まえ、アジア太平洋地域の将来を見据えて、さらなる政治的判断をしてほしいと要望した。さらに「日米の歩み寄りがTPP全体の早期妥結につながるものと確信している」と期待を示した。

またTPPは、2020年にFTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)を実現するための一里塚であり、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)、日中韓FTAとともに、FTAAPを形成すると指摘。各国の経済界はアジア太平洋地域で高度なバリューチェーンが構築されることを望んでいると述べた。そのためにも高度なレベルの市場アクセスを確保し、知的財産の保護をはじめとする21世紀型の国際ルールの形成が必要との見解を示した。

【社会広報本部】