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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年4月24日 No.3175 むつ小川原開発地区の視察会開催 -企業トップを含む29社39名が参加

青森県の六ヶ所村にある「むつ小川原(おがわら)開発地区」の開発は、国家的なプロジェクトとして進められており、現在では、核燃料サイクル施設を含むエネルギー関連企業等も進出している。
経団連では、むつ小川原開発推進委員会を設置し、同地区のさらなる発展に協力するとともに、事業主体である新むつ小川原株式会社への支援を行っている。
その一環として、経団連は8、9日の両日、同地区に対する企業の理解を深めることを目的として、新むつ小川原株式会社と共催で現地視察会を開催した(団長=大宮英明副会長・むつ小川原開発推進委員長)。視察会には、企業トップも含む29社39名が参加した。
視察会の模様は次のとおり。

■ 三村青森県知事への表敬訪問

8日には、まず、三村申吾青森県知事への表敬訪問を行った。
その際、大宮副会長からは、「今回の視察訪問が、青森県と経団連の関係の一層の発展につながることを期待している。わが国のエネルギー政策、とりわけ原子力政策において、むつ小川原開発地区は重要な役割を担っており、原子力関連施設の立地に関し、三村知事はじめ地元の方々の理解に感謝している」との発言があった。
三村知事からは、訪問を歓迎するとともに、青森県および同地区に多くの企業が進出することを期待している旨の発言があった。

■ 説明会

青森県およびむつ小川原開発地区に関する説明会では、三村知事から、青森県や同地区の魅力についてプレゼンテーションが行われた。特に、各分野に共通して求められる能力等を備えたチャレンジ精神あふれる人材の育成を戦略的に行っている旨の説明があった。

■ 視察

9日は、実際にむつ小川原開発地区を訪問し、古川健治六ヶ所村長らと懇談するととともに、日本原燃をはじめとする進出企業や住居や港湾といったインフラを視察した。
古川村長から「むつ小川原開発地区は未分譲地が多くまだまだ発展の可能性を秘めている。同地区の現状を理解していただき、多くの企業の進出を望む」との発言があった。
日本原燃では、核燃料サイクル事業の現状や安全性向上への取り組み等について聞くとともに、ウラン濃縮工場、再処理工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター等を視察した。
そのほか、国際核融合エネルギー研究センター、蓄電池併設風力発電所、風力発電メンテナンス研修施設、花卉工場、尾駮(おぶち)レイクタウン、むつ小川原港等を見学した。

花卉工場(トヨタフローリテック)を視察する一行

【環境本部】

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