経団連は13日、東京・大手町の経団連会館で開催した幹事会で、谷垣禎一法相から「犯罪や非行のない社会づくり」について講演を聞いた。
谷垣法相は、「世界一安全な国、日本」の実現には犯罪や非行をした人たちの再犯防止が不可欠であり、無職者の再犯率が高いことを考えると、就労の確保が極めて重要であると指摘。
法務省として、刑務所出所者等を雇用する協力雇用主に対し、助成金を交付する等の支援を行う一方、地方公共団体も競争入札における優遇措置等を行っていると説明した。また、全国就労支援事業者機構(会長=奥田碩経団連名誉会長)においても協力雇用主への助成等を行っていると紹介したうえで、協力雇用主制度への協力を含め、刑務所出所者等の就労支援等を通じた再犯防止策の推進に対する経済界の理解と協力を求めた。
【総務本部】