Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年10月30日 No.3198  榊原会長記者会見

経団連の榊原定征会長は27日、東京・大手町の経団連会館で記者会見を行った。

榊原会長は冒頭、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉について、非常に厳しい交渉に精力的に当たられている甘利大臣はじめ政府の交渉担当者には、心より敬意を表したいと述べた。また、同日に終了したシドニーでのTPP閣僚会合においても、重要な進展があったと聞いているとし、大筋合意に向けて、全力を尽くして交渉を続けてほしいと要望。来月の北京でのAPECに際し、TPP首脳会合が開催され、大筋合意が実現することを期待していると述べた。

また、現在国会で審議中の労働者派遣法改正法案について、改正のポイントは、(1)優良な派遣事業者だけが派遣事業を営む環境が整備される(2)複雑な現行制度がわかりやすくなる(3)派遣労働者の雇用安定やキャリアアップ支援が強化される――という3点であると指摘。いずれも現行制度の改善につながり、派遣元・派遣先、労働者のそれぞれにとって、良い方向になるといえるのではないかとの考えを示した。

【社会広報本部】