Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2017年7月20日 No.3324  2017年春季労使交渉・大手企業業種別妥結結果(最終集計) -123社平均7755円、アップ率2.34%

経団連は7月12日、2017年春季労使交渉の大手企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。

調査対象(21業種大手252社)のうち、集計可能な17業種123社の平均引き上げ額は7755円、アップ率は2.34%であった。昨年の最終集計値(17業種118社平均7497円、2.27%)と比べて、額は258円増、率はプラス0.07%ポイントで、4年連続の7000円超え、2%超となり、賃金引き上げの流れは今年も着実に継続しているといえる。

引き上げ額の分布をみると、「5000~5500円未満」(15.5%)と「5500~6000円未満」(14.6%)の企業が多いものの、「8000円以上」が13.6%に上っているほか、1万円以上で妥結した企業も5.8%あった。

アップ率では、「2.5%以上」の企業が1割を超えていることに加え(13.6%)、「3.0%以上」という高い水準で引き上げた企業も4.9%に達した。全体では「2.0%以上」で妥結した企業がほぼ半数(49.5%)を占める結果となった。

【労働政策本部】