1. トップ
  2. Action(活動)
  3. 週刊 経団連タイムス
  4. 2018年7月26日 No.3371
  5. 夏季フォーラム2018開催

Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2018年7月26日 No.3371 夏季フォーラム2018開催 -「国際情勢への対応とSociety 5.0の実現」テーマに

ダイジェストビデオ(YouTube動画)はこちら

経団連(中西宏明会長)は7月19、20の両日、長野県軽井沢町のホテルで「夏季フォーラム2018」(議長=岡本圀衞副会長)を開催した。中西会長、古賀信行審議員会議長をはじめ、副会長、審議員会副議長37名が参加し、「国際情勢への対応とSociety 5.0の実現」を統一テーマに討議を行い、これを踏まえ「夏季フォーラム2018 経団連行動宣言」を採択した。

1日目午後の第1セッションでは「国際政治情勢/グローバリゼーションを巡る動向」と題して、ユーラシアグループ・シニアアドバイザーのロバート・カプラン氏から、地政学の観点からみた世界情勢について講演を聞くとともに意見交換を行った。

続く第2セッションでは「デジタライゼーションと産業構造の転換」と題し、ソニーコンピュータサイエンス研究所社長兼所長の北野宏明氏、みずほ銀行執行役員産業調査部長の牛窪恭彦氏から、AIをはじめ先端技術の活用を通じたビジネスの変容について講演を聞くとともに意見交換を行った。

2日目午前の第3セッションでは、3つの分科会に分かれ討議を行った。第1分科会(議長=山西健一郎副会長)では「デジタライゼーション」、第2分科会(議長=隅修三副会長)では「人口減少下における地方創生」、第3分科会(議長=工藤泰三副会長)では「働き方改革と生産性向上」をテーマに、それぞれ集中的に議論を行った。

午後に行われた第4セッションでは、分科会での討議に関する各分科会議長からの報告に基づき、今後の経団連活動のあり方について参加者全員で議論を行った。

フォーラム最後の第5セッションでは、甘利明衆議院議員が特別講演を行った。甘利議員は、諸外国におけるデジタライゼーションの進展やわが国の現状について紹介したうえで、経団連の取り組みへの期待を示した。その後、参加者との間で活発な意見交換を行った。

セッション終了後に閉会式を行い、Society 5.0の実現を通じたSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け「『未来社会協創会議』によるSociety 5.0全体コンセプトの提示」「民間経済外交の戦略的推進」「持続的成長に向けた生産性の向上と働き方改革の加速」「人口減少下における地方創生の実現」の4点に取り組むことを表明する「夏季フォーラム2018 経団連行動宣言」を採択した。

その後の懇親会には、甘利議員も参加し、参加者との懇親を深めた。

【ソーシャル・コミュニケーション本部】

「2018年7月26日 No.3371」一覧はこちら