Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2019年3月14日 No.3400  全米知事会(NGA)冬季会合参加訪米ミッションを派遣 -各州知事および連邦議会議員と対話

左から永野委員長、ウルフ・ペンシルベニア州知事、早川委員長

早川委員長(左)とスミス米日議員連盟共同議長・下院議員

永野委員長(左)とスヌヌ・ニューハンプシャー州知事

経団連(中西宏明会長)は、日米関係の強化を目指して、2015年から毎年全米各地にミッションを派遣してきたが、朝鮮半島情勢を含め、アジア太平洋地域の安全保障環境に変化が生じつつある現在、地域の平和と安定の基盤としての日米同盟の重要性は一層高まっている。また、経済面でも、近く開始される見込みの日米貿易協議および知的財産等にかかる構造的な問題をめぐる米中間の対立の行方が注目されており、米国のさまざまな政策関係者と対話を重ねる意義が増している。

そこで、2月22日から26日にかけて、早川茂副会長・アメリカ委員長および永野毅アメリカ委員長を団長とする7社20名から成る訪米ミッションをワシントンDCに派遣、全米各州知事が集まる「全米知事会(NGA)冬季会合」に参加し、州知事との交流を深めたほか、米日議員連盟や連邦議会議員等との懇談を精力的に行った。

各懇談相手に対しては、(1)日本企業による米国および各州の経済社会への貢献(2)自由な貿易投資の枠組みの重要性――等を訴えた。各相手からは、日本企業による貢献に感謝の意が表明され、また、日米関係の重要性、自由貿易・投資の価値について賛同を得た。

また、NGAプログラムの一部として、北米における日本の自動車産業のサプライチェーンによる米国経済社会への貢献に関するセッションをJETROと共催し、早川委員長が基調講演を行った。さらに、全米商工会議所とNGAの共催による第4回Invest in America! Summitに参加し、労働者に対する教育訓練に関するパネル・セッションに早川委員長が登壇し、日本企業の先進的取り組み事例を紹介した。

今後もミッション派遣等を通じて連邦、州・市、経済界等の要人との交流を続け、日米関係の一層の強靱化に取り組んでいく。

<主な懇談相手>

1.州知事
  • クリス・スヌヌ・ニューハンプシャー州知事(共和党)
  • ケイト・ブラウン・オレゴン州知事(民主党)
  • ラリー・ホーガン・メリーランド州知事(共、NGA副会長=次期会長)
  • デイヴィッド・イゲ・ハワイ州知事(民)
2.連邦議会議員
  • ホアキン・カストロ米日議員連盟共同議長・下院議員(民・テキサス州)
  • エイドリアン・スミス米日議員連盟共同議長・下院議員(共・ネブラスカ州)
  • トニー・カルデナス下院議員(民・カリフォルニア州)
  • ドン・バイヤー下院議員(民・バージニア州)
  • ウィル・ハード下院議員(共・テキサス州)
  • フレンチ・ヒル下院議員(共・アーカンソー州)

【国際経済本部】