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寺島アドバイザー

経団連事業サービス(中西宏明会長)は3月22日、東京・大手町の経団連会館で「経団連フォーラム21」第29期の修了式を行った。冒頭、フォーラムのアドバイザーである寺島実郎日本総合研究所会長があいさつし、修了生に励ましの言葉を贈った。概要は次のとおり。

◇◇◇

平成の時代が終わろうとしているが、ビジネス環境におけるこの30年間の劇的変化として挙げられることが2つある。

1つは、ネットワーク情報技術革命である。冷戦時代に主に軍事目的で誕生した開放型・分散型ネットワークシステムは、冷戦後に民生化された結果インターネットとして普及し、今日ではあらゆる情報がデジタル化、ネットワーク化するようになった。便利になった半面、われわれは検索エンジンにいつでもアクセスできるようになったことで、以前ほど物事を考えなくなっている。自分の頭で考えて、課題を解決していくという姿勢を意識的に保っていかなくてはならない。

もう1つは、アジアダイナミズムである。30年前には、日本を除くアジア諸国のGDP総額は日本一国のGDPの3分の1にすぎなかったが、今日では4倍を超え、さらに10年後には少なくとも6倍になると見込まれる。突き上げるようなアジアのダイナミズムにわれわれは対峙していかなくてはならない。30年前に受けた教育の内容や日本の成功体験にとらわれず、新たな時代に対する認識を深めるために今こそ「知の再武装」を行わなくてはならない。

約20年間このフォーラムのアドバイザーを務めるなかで、歴代の修了生一人ひとりが持つさまざまなネットワークが、日本を変える大きな力になり始めたと感じている。皆さんもその一員として、ぜひ日本の発展に貢献していただきたい。

◇◇◇

修了証書の授与の後、修了生全員がスピーチを行った。「さまざまな分野の第一人者の話を聞くことで、広い視野を獲得できた。その結果、これまで聞き流していたようなニュースについて、その背景まで考える癖がついた」「これまでの視野は『会社のために』という狭いものだったが、講義を通して『社会のために』『日本のために』『世界のために』と広がった」「飛鳥合宿では参加者と密に交流することができ、自分とは違ったものの見方、とらえ方を学ぶことができ刺激的だった。研修を通じて得た交流は今後も継続していきたい」などの感想が述べられた。

「経団連フォーラム21」は企業の役員や部長クラスのメンバーが産業界を担う次代のリーダーとして研鑽を深めることを目的として1990年にスタート。修了者数は843名に上る。第30期は5月に開講する。
詳細は経団連事業サービス研修担当(電話03―6741―0042)まで。

【経団連事業サービス】

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