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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2019年6月13日 No.3411 経団連カリフォルニアミッション -ロサンゼルス、サクラメント、サンフランシスコを訪問

ガルセッティ・ロサンゼルス市長(前列左から4人目)、ハチジアン副市長(同6人目)、
千葉明ロサンゼルス総領事(同5人目)とミッション参加者

経団連アメリカ委員会(早川茂委員長、植木義晴委員長、永野毅委員長)は5月27日から30日にかけ、米国カリフォルニア州にミッションを派遣した。経団連は2015年以来、全米各地にミッションをたびたび派遣しており、カリフォルニア州の訪問は2度目となる。

全米日系人博物館との共催
シンポジウム(植木委員長)

世界第5位の経済規模を持つとともに、日本からの移民を歴史的に数多く受け入れ全米有数の日系人コミュニティーが発展している同州において、日本企業の地元経済社会に対する貢献をあらためて伝え、日米関係のさらなる強化を実現するべく、植木アメリカ委員長を団長、吉川英一アメリカ委員会連携強化部会長を共同団長とする10社20名から成る訪米団がロサンゼルス、サクラメントおよびサンフランシスコの3都市を訪問した。

カリフォルニア州は、全米各地に先がけて環境やエネルギーに関する先進的かつ厳格な法規制が導入されていることから、エレニ・クナラカス副知事、州議会上院議員、ジャレッド・ブルーメンフェルド環境保護庁長官やエリック・ガルセッティ・ロサンゼルス市長らとの面談では、日本企業の継続的な現地経済社会への貢献事例の紹介だけでなく、日本のSociety 5.0 for SDGsに向けた取り組みが、環境・エネルギー政策といった州や市としての優先政策課題の解決に寄与できることを伝えた。

各面談相手からは、日本企業による貢献に感謝の意が表明されるとともに、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた日本・カリフォルニア州の関係強化に、賛同する旨回答があった。

アトキンス・カリフォルニア州議会
上院仮議長主催夕食会(吉川部会長)

また、ロサンゼルスとサンフランシスコではそれぞれ、全米日系人博物館、Bay Area Councilとの共催で、日本企業の経済的・社会的貢献の取り組みを紹介するためのシンポジウムを開催した。ミッション参加企業が登壇し、各社の米国での事業展開や先進的な貢献事例などについて発表した。質疑応答セッションやネットワーキング・レセプションでは、ミッションメンバーと参加者の間で忌憚のない意見交換が行われた。

今回のミッションを通じて、環境・エネルギー政策や人材育成などといった日本とカリフォルニア州の共通課題解決に向け、協働・連携できる分野が多く存在することが再確認できた。今後も同州にとどまらず、米国各州の政府・議会および経済界の要人との多層的な交流を継続することで、日米関係の一層の強化に努めていきたい。

主な懇談相手
1.州・市政府および議会
  • エレニ・クナラカス・カリフォルニア州副知事
  • ジャレッド・ブルーメンフェルド・カリフォルニア州環境保護庁長官
  • バッド・コリガン知事室国際貿易担当シニアアドバイザー(GoBiz)
  • トニ・アトキンス・カリフォルニア州議会上院仮議長
  • エリック・ガルセッティ・ロサンゼルス市長
  • ニーナ・ハチジアン・ロサンゼルス副市長
  • ハーブ・ウェッソン・ロサンゼルス市議会議長
  • ホアキン・トーレス・サンフランシスコ市経済労働開発局長
2.連邦議会議員
  • ジュディー・チュー連邦下院議員(民主党・カリフォルニア)
3.その他
  • ノーマン・ミネタ全米日系人博物館理事長
  • スティーブ・オルソンWorld Trade Center Los Angeles会長
  • マリア・サリナス・ロサンゼルス商工会議所会頭兼CEO
  • ジム・ワンダーマンBay Area Council理事長兼CEO

【国際経済本部】

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