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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2019年11月7日 No.3430 河野防衛相との懇談会を開催 -わが国を取り巻く国際情勢や防衛政策・装備政策めぐり意見交換

河野防衛相

経団連は10月30日、東京・大手町の経団連会館で河野太郎防衛大臣との懇談会を開催した。防衛省からは、河野大臣はじめ髙橋憲一防衛事務次官、武田博史防衛装備庁長官、外園博一防衛技監が出席。経団連からは、古賀信行審議員会議長、片野坂真哉副会長・外交委員長はじめ計15名が出席した。防衛大臣と経団連首脳が会合を持つのは今回が初めて。わが国を取り巻く国際情勢、安全保障・防衛政策、装備政策などについて活発な意見交換が行われた。

冒頭あいさつに立った片野坂副会長は、現在の国際情勢は極めて不透明なうえ、大きな懸念が存在しているとしたうえで、「安全保障と経済がこれまで以上に密接に絡み合い、影響し合うようになってきた」「まさに経済と安全保障を一体的に考え、ビジネスを展開していかねばならない時代が到来した」と述べた。これを受けて河野大臣は、「防衛省と経団連がこのようなかたちで会合を持つのは今回が初めてであり、官民連携の新たなスタートとしたい」との期待を表明した。

わが国を取り巻く安全保障環境について河野大臣は、「急速に変化している。悪化していると言ってもよいかもしれない」と発言。そのうえで、厳しい財政事情のなか、防衛力整備を進めていくうえで、AIなどの「ゲームチェンジャー」といわれる最先端技術等を活用すべく、幅広い企業や研究者の知見を採用する重要性を指摘した。加えて、防衛産業の強靱化、サプライチェーンの強化を図る観点から、産業界との連携をより一層強化していくとの考えを表明した。

これを受けて、経団連と防衛省との間で、防衛産業や防衛装備政策のさまざまな課題について、引き続き重層的に率直な意見交換を行っていくこととなった。

【産業技術本部】

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