
アルベンヤーン次期議長(右)と中西会長
G20/B20議長が12月1日にサウジアラビアに引き継がれるのに先立ち、11月14日、東京・大手町の経団連会館で、次期B20議長であるSABIC(サウジアラビア基礎産業公社)のユーセフ・アブドゥッラー・アルベンヤーンCEOが中西宏明会長と面会した。
中西会長からは、B20議長としての取り組みや共同提言の内容を紹介し、アルベンヤーン次期B20議長のリーダーシップに期待を示すとともに、経団連としての全面的な支持を表明した。これに対し、アルベンヤーン次期B20議長は、貿易・投資やデジタル化等、政策課題の継続性を十分認識しつつ、すべての分野で女性活躍推進やSDGs(持続可能な開発目標)、起業・中小企業を扱うとの意向を示した。
経団連は今年3月14~15日にB20東京サミットを開催(3月21日号既報)し、同サミット後も議長団体としてB20共同提言「Society 5.0 for SDGs」の実現に向けて精力的に働きかけたところ、G20大阪サミット首脳宣言や関連閣僚会合の声明等にB20の主張の8割弱が反映されている。
来年のB20サミットは10月26~27日に、サウジアラビアのリヤドで開催される予定である。
【国際経済本部】