経団連の浅野邦子審議員会副議長・地域経済活性化委員長は11月21日、谷本正憲石川県知事を訪問し、7月に公表した提言「地域経済活性化に資する地方分権改革のあり方」(7月18日号既報)を建議した。
冒頭、浅野審議員会副議長は、「意欲ある自治体を制度面から支援する視点から本提言を取りまとめた。地域が主体性を持って独自の経営を行うには地方分権の徹底が必要であり、経団連も後押しをしていく。一方、経済活動の広域化、多様な行政課題への対応を進めるには広域での連携が不可欠であり、広域連携の視点からも施策の検討が必要」と発言した。
これに対し谷本知事は、「北陸新幹線を契機に地域の状況も大きく変化しており、文化や歴史、都市機能の整備等、各地域が連携して、メリハリをつけた取り組みを考えていく」との意向を示した。
経団連では引き続き、地域活性化に向けた取り組みを強化していく。
【産業政策本部】