経団連は4月16日、デジタルトランスフォーメーション(DX)会議の第3回会合をオンラインで開催した。
今回の会合では、アフターコロナに向けた社会の構造改革の必要性や、産業構造ならびに企業のDXを推進するうえでの課題、データをめぐるグローバルなルール形成のあり方等について議論を行った。
また、新型コロナウイルス感染症は、日本社会がデジタルの領域でいかに世界の後塵を拝しているかを浮き彫りにした。このため、今後、デジタルを活用して感染の拡大を食い止めつつ、人々の最低限の生活を維持するとともに、デジタルトランスフォーメーションによる新たな社会づくりを急速に進めることが重要となることなどを確認した。
DX会議は、デジタルトランスフォーメーションによる産業構造の転換など、横断的な課題について議論を行うとともに、具体的な実装に結びつけることを目的に昨年設立。これまでの議論を踏まえた提言の公表を予定している。
【産業技術本部】