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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2020年9月10日 No.3467 経団連グローバル人材育成モデル・カリキュラム「グローバル・ビジネスのフロンティア」 -2020年度春学期最終講義を実施

遠隔地からオンラインでプレゼンテーションを行う学生

経団連は、企業の実務担当者による講義を通じ、学生にグローバル・ビジネスで働くことの動機づけを行うため、上智大学とともに2012年度から連携講座「経団連グローバル人材育成モデル・カリキュラム」を実施している。8月4日、東京・大手町の経団連会館で、今年の春学期に行った講座「グローバル・ビジネスのフロンティア」の最終講義を開催した。

同講座は、グローバルに活躍する企業人が講義を行うとともに学生にグローバル・ビジネスにおける課題を提示し、学生はグループ討議等を通じて課題への対応策をまとめるというPBL型(課題解決型学習)の教育カリキュラムとなっている。今年度は千代田化工建設、東京海上日動火災保険、東日本旅客鉄道の3社が協力、25名の学生が受講した。新型コロナウイルス感染症の影響で、最終講義以外はすべてオンラインで実施した。

同日、初めて対面で実施した最終講義では、各社からあらかじめ提示された課題に取り組んだ学生が6つのグループに分かれて、コーディネーターを務める上智大学経済学部の小阪玄次郎准教授の進行のもと、課題解決に向けて熱のこもったプレゼンテーションを行った。なかには、オンラインを用いて学生の1人が遠隔地から発表するグループもあった。

これに対し、協力企業3社の講師からは、「大変よく調べている」「ビジネスのフレームワークを用いた分析により、中間発表に比べて発表内容の論理性が高まっている。論理性をさらに高められると一貫性のあるわかりやすい発表になる」「課題を鋭くとらえた発表だった」「われわれが考えもつかなかったことに着目し、一貫したコンセプトのもとで具体的な提案に落とし込んでいる」などの講評があった。

最後に、上智大学学務担当副学長の大塚寿郎教授があいさつし、「学生には、社会に出た時に、課題への解を自ら創り出して決めていくというこの授業で身につけた力を十分に活かしてほしい」と総括した。

経団連は、今年秋にも引き続き上智大学との連携授業を実施していく予定である。

【SDGs本部】

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