経団連は12月15日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX)」のオンライン版である「KIX+」の第8回イベント(協力=北海道大学)を開催、スタートアップおよび大企業から総勢約140名が参加した。
齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会あいさつの後、北海道大学の理事・副学長でプロボスト(スタートアップ担当)の山口淳二氏ならびに理事・副学長で産学・地域協働推進機構長の増田隆夫氏から、北海道大学によるスタートアップ支援活動などの紹介があった。
続くスタートアップピッチでは、「産学協創により新たな価値を創造する」というテーマで、北海道を基盤にイノベーションの創出、課題解決に挑んでいる北海道大学発スタートアップ6社(石橋晃 シーズテック取締役CTO、土田安紘 AWL取締役CTO・弁理士、中村拓哉 調和技研代表取締役、須佐太樹 ライラックファーマ代表取締役、長堀紀子 遠友ファーマCEO、ケンプス・ランドン Letara CEO)が登壇。簡易で持ち運び可能なクリーンユニットシステム、AIカメラを活用したソリューションサービス、大学の研究室が有する技術から誕生した課題別AIエンジン、従来手法よりも安定し多用途に使えるナノ粒子技術、ナノソームを基盤とした細胞内薬物送達技術、小型深宇宙探査機用ハイブリットロケットキックモーター等を紹介した。
前回に引き続きイベントプラットフォームを利用し、登壇者と参加した大企業との間で活発な質疑を行った。
なお、1月もオンラインによる第9回KIX+を開催する予定である。
【産業技術本部】